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物語のあらすじ

突然見覚えのない山中に放り出されたあなたは、慎と日向と名乗るふたりの男に出会う。彼らと話すうちに、昔の時代にタイムスリップをしてしまったと気付いたあなたは、慎の家に居候しながら元の時代に戻る方法を探すことに。
「夜に外に出てはいけない。センビが出る」
現世に漂う、死者の生前の怨み――『センビ』。一度触れれば怨みが伝染し、妖怪となる。怨念に浸るほど力を得るが、怨みの重さに耐え切れなければ心を壊し死んでしまう。かつて穢れた地と穢れに苦しむ人々を救うために、不思議な力を持ったあなたが奔走する。

■世界設定■■■■■■■

◆センビ
死者の生前の怨念。夜になると出る。触れれば死ぬが、稀に妖怪になる。

◆妖怪
妖怪に変化すると目の下に赤い隈・セン痕ができる。胸からは黒いもや・セン気が出る。人間を殺戮せねばという脅迫に絡め取られ、凶暴化する。
手で木をへし折る程の力を持つ。センビに触れるほど強さを得るが、死も近くなる。
時間が経つと元の姿に戻る。自力で戻るのは難しい。

◆陰陽師
星を詠む。言霊と呪符で五行を操る。

◆ヒロイン
妖怪にキスすると、変化を解くことができる。
センビを浄化する力を持つが、上限があり修行が必要。

■登場人物■■■■■■■

◆慎(シン)
山中で自給自足のひとり暮らしをしている変わり者。元人間の妖怪。
山の麓に村があるが、近寄ろうとはしない。村人からは忌み嫌われている。

◆日向(ヒナタ)
村に住む人間。剣技に長け、道場を営む。ある日、村人に頼まれ慎を退治しようとしたが、むしろ仲良くなってしまった。
父親が嫌いで女が苦手。

◆たあら
山に住む元狐の妖怪。心が強いためセンビにはのまれず、ずいぶんと長生きをしている。
先代の小野陰陽師と因縁あり。

◆秋名(アキナ)
小野家の陰陽師。元々遠く離れた別の場所に住んでいたが、法力が受け入れられず売り飛ばされた。買うという形で小野陰陽師に拾われ今に至る。優秀だが人間嫌い。妖怪も嫌い。昼間は基本寝ている。

◆匡靖(タダヤス)
小野家の当主。日向の父。村の実権を握っているが、村に居ることは少ない。面の下を日向ですら見たことはない。村に住む人々は匡靖の力を求めて移り住んできた人たちである。自分の死期を知っている。

◆淘汰(トウタ)
小野家当主・匡靖の最高傑作。式神。主成分は土と紙だが、その他の成分は極秘。
匡靖から命を受け、ヒロインを主君とすることになった。主に縄を操る。

◆泰平(ヤスヒラ)
小野家の分家。匡靖の力に惚れ込んでいる。小野家の存続を強く望んでおり、日向に子を成して欲しいと思っている。

◆泰平の式神(ゆるし・なたね)
小野家の門番など、雑務をこなす。

◆俊次郎(シュンジロウ)
日向の道場の門下生。細い体。色白。十八。一見弱そうだが、剣の腕はなかなか。力はないが素早く、押し引きの見極めが秀逸。道場に住み込んで日向の手伝いをしている。

◆大将(タイショウ)
山から三日三晩行ったところにある廃屋に住むごろつきたちの頭。本名は名乗りたがらない。元人間の妖怪。

◆飛燕(ヒエン)
廃屋に住む元人間の妖怪。血の気が多く、センビの吸いすぎで常に死にかけている。

◆そうき
廃屋に住む元フクロウの妖怪。情報収集が専門。人間の女が好きで手が早い。

◆カゲロウ
そうきの相棒。

◆恭介(キョウスケ)
廃屋に住む元猫の妖怪。猫時代はクロと呼ばれていた。本人は隠しているがばれている。

◆彦吉(ヒコキチ)
目的があり、廃屋に押しかけてきた人間。他の妖怪からは出ていけと脅され続けているが怯まない。身なりが良い。

◆ハマリ
ヒロインのことを「先生」と慕う?陰陽師。

◆煉
男の態をする女剣士。妖怪狩りをしている。

◆かよ
銭ゲバ町娘。ヒロインの発明品を売る。

■世界■■■■■■■

山は穢れている
慎の家正面
慎の家図面
日向道場図面
秋名の蔵
秋名の蔵図面
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